ヨーグルト味噌汁は、そのうれしい効果からテレビでも紹介されるようになり、最近注目を集めている料理です。しかし、そのネーミングを聞いて食べてみたいと思う方は少ないのではないでしょうか? そこで今回は、ヨーグルト味噌汁の効果やメリットについて、管理栄養士おすすめの簡単レシピと共にご紹介します。
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[1]ヨーグルト味噌汁ってどんなもの? その気になる味とは
ヨーグルト味噌汁はそのネーミングからも分かるように、味噌汁にヨーグルトを加えた料理です。出来上がった味噌汁にヨーグルトを加えるだけと、とても簡単に作ることができ、体にうれしい効果が期待できるとあって今密かに話題となっていますが、名前を聞くだけだと食べるのをためらう方も多いかもしれません。
ヨーグルト味噌汁の気になるその味はというと、味噌とヨーグルトは発酵食品同士ということもあり意外と相性が良く、ヨーグルト特有の酸味や香りは気になることなく食べることができます。またそれどころか、ヨーグルトを加えることで味噌の塩味がマイルドになりコクがアップするため、味噌汁がよりおいしくなると評判です。
[2]ヨーグルト×味噌汁で乳酸菌をダブル摂取! そのうれしいメリットについて
◇味噌汁にヨーグルトを加えるメリットとは?
では、実際に味噌汁にヨーグルトを加えるメリットについて詳しく説明していきます。
▼旨みがアップ
ヨーグルトメーカーとして有名な株式会社明治が、ヨーグルト味噌汁の旨みについての分析を公表しています。
それによると、6つの基本の味である酸味・苦味・甘味・渋味・塩味・旨みを数値化することができる機械で「ヨーグルト味噌汁」「水に味噌を溶いたもの」「だしの効いた味噌汁」の数値を測定した結果、ヨーグルト味噌汁の後引く旨みやまろやかさの数値がぐんを抜いて高いことが判明しました。
これは同じ発酵食品同士を組み合わせることで、ヨーグルトに含まれている乳酸菌と、味噌に含まれている酵母が一緒になり、旨みの相乗効果によるものだといえるでしょう。
▼摂取できる乳酸菌の種類が増える
乳酸菌と聞くと、ヨーグルトをはじめとする乳製品を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実は味噌にも乳酸菌は豊富に含まれています。
乳酸菌は大きく分けて2種類に分類できます。大豆が原材料である味噌には植物性乳酸菌が、牛の乳が原材料であるヨーグルトには動物性乳酸菌が豊富に含まれています。
乳酸菌は、同じ種類のものをたくさん摂取するよりも、少量でもよいのでたくさんの種類を摂取する方が腸内環境を整えるのに効果的だといわれています。そのため、異なる乳酸菌を含んでいるヨーグルトと味噌汁を一緒に食べることは、腸内環境を整えるという面からみてもおすすめの食べ方といえるでしょう。
[3]ヨーグルト味噌汁の3大効果
ヨーグルト味噌汁を食べてダブルで乳酸菌を摂取することで期待できるうれしい効果について、ご紹介します。
◇便秘解消による美肌効果
味噌×ヨーグルトで乳酸菌を豊富に摂取することで、腸内環境が整えられます。また、腸内環境が良くなると、体に不要なものや老廃物がしっかりと排出されるため便秘解消効果が期待されます。吹き出物などの肌荒れは、腸内環境の悪化や体内に老廃物が溜まることにより引き起こされるといわれているため、これらの効果により美肌効果も期待できるのです。
◇代謝の活性化・免疫力アップ
腸内環境が整い腸内細菌のバランスが良くなることで、食べたものの消化・吸収がスムーズに行われるようになり、代謝の活性化につながります。また、善玉菌には「体の免疫力を高める」という働きがあるため、善玉菌が優勢の腸内では免疫機能も正常に働くようになるといわれています。
◇ダイエット効果
ヨーグルトにはカルシウムが豊富に含まれており、カルシウムには脂肪の排出を促す働きが期待できます。味噌×ヨーグルトのダブル乳酸菌を摂取することで腸内環境が整い、また、カルシウムの働きにより脂肪が排出されやすくなることで、ダイエット効果も期待できるといわれています。
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◇コンブチャクレンズ
全米で大ブームの最新ドリンク「コンブチャ」に日本人向けのオリジナルレシピを加えて、より理想のボディにフォーカスしたのが「コンブチャクレンズ」。2つのプレミアム酵母や、酵素、スーパーフードなど美容やダイエットのサポート成分が220種類以上配合されています。
[4]管理栄養士がおすすめする簡単ヨーグルト味噌汁レシピ
(管理栄養士 亀崎 智子)
◇ヨーグルト味噌汁
<材料>
- 大根 40g
- 人参 40g
- ごぼう 40g
- 玉ねぎ 1/2玉
- しめじ 40g
- 水 3カップ
- 昆布 名刺サイズ1枚
- かつお節 2g
- 味噌 大さじ3(※)
- ヨーグルト 大さじ3
※味噌は種類によって味や濃さが変わるため、使用する味噌にあわせて量を加減してください。
<作り方>
- 水に昆布とかつお節を浸して一晩おいたら、ザルにキッチンペーパーもしくは漉し布をひいて、漉しながら鍋に入れる。
- 大根と人参、ごぼうは水で洗い、大根は長さ約3cmの短冊切りに、人参はイチョウ切りに、ごぼうは大きめのささがきにする。玉ねぎは皮をむいて、薄くスライスする。しめじは石づきを落として、バラバラにほぐしておく。
- 1の鍋に2のカットした具材を入れて、中火にかける。
- 具材に火が通って柔らかくなったら、火を止める。
- 4に味噌を溶きながら加え、ヨーグルトも入れて均一になるように混ぜ合わせたら、器に注いで出来上がり。
◇おすすめ味噌玉レシピ
毎日だしから味噌汁を作るのが難しいという人におすすめなのが、味噌玉を多めに作って冷凍保存して使用する方法です。味噌玉とヨーグルトをお椀に入れてお湯を注ぐだけで簡単にインスタントヨーグルト味噌汁が出来上がるので、より手軽にヨーグルト味噌汁を作りたい方はぜひ試してみてくださいね。
<材料>
- 味噌 大さじ10
- かつお節 大さじ3
- いりこ粉末 大さじ1
- 乾燥わかめ 大さじ3
- 乾燥えび 大さじ3
- ごま 大さじ3
- 小ねぎ 3本
- とろろ昆布 適量
<作り方>
- 小ねぎを洗って、根の部分を落として小口切りにする。
- 1と味噌、かつお節、いりこ粉末、乾燥わかめ、乾燥えび、ごまを均一になるようによく混ぜ合わせる。
- 10等分して、丸く丸める。
- 周りにとろろ昆布で包んであげればできあがり。
- 冷凍保存をする場合には、1つずつラップで包んでから保存してください。
◇ヨーグルト味噌汁の効果を得られる作り方のポイントとは?
▼味噌汁の温度
乳酸菌の活性は65℃で失われてしまうため、沸騰した鍋に味噌とヨーグルトを入れると乳酸菌の活性は失われてしまします。そのため、活性化した(生きている)乳酸菌を摂り入れたいのであれば、60℃前後で味噌とヨーグルトを溶くことをおすすめします。
しかし、活性が失われた乳酸菌には何の効果もないという訳ではなく、腸の不要なものを排出して腸内環境を整える働きは残っているといわれています。
熱々の味噌汁にヨーグルトを加えても、加えないものに比べれば整腸作用は期待できるため、よりヨーグルト味噌汁をおいしく味わいたいという方は温めて飲んでも大丈夫です。
▼味噌やヨーグルトの種類
味噌やヨーグルトの量を多く摂取することにこだわるよりも、種類を多く摂取することで、さまざまな種類の乳酸菌を摂り入れることができます。1日1杯の味噌汁にヨーグルトを加えて摂取することで体にうれしい効果が期待できますが、より効果を得たいという場合は、1種類だけでなく、いろいろなな種類の味噌やヨーグルトを試してみてください。
ヨーグルトは小さいパックのものを数種類購入し、ローテーションで使用することもおすすめです。
[5]日々の食事にヨーグルト味噌汁をプラスして、気軽に腸活をしてみよう!
ヨーグルト味噌汁は、乳酸菌をダブルで摂取できるため腸活にもとてもおすすめの一品だということがお分かりいただけたでしょうか?作り方のポイントを押さえて日々の生活に上手に取り入れることで、気軽においしくヨーグルト味噌汁の効果を試すことができます。1日1杯の味噌汁に、これからはこれにヨーグルトも加えて、腸内美人を目指しませんか?