インナードライ肌(脂性乾燥肌)という言葉聞いたことありますか?「女性の約8割がインナードライ肌である」と言われているほど、現代の女性に増えている肌質なのです。今回は、「インナードライ肌とはどんな肌なのか」「自分の肌は大丈夫なのか」「今のスキンケア方法は間違っていないか」など、インナー肌やその対策について詳しくご紹介します。
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[1]インナードライ肌の症状とは?
◇インナードライ肌の特徴は?簡単「肌診断」で自分の肌を知ろう
インナードライ肌とは、乾燥肌ともオイリー肌とも違い、肌の内部が乾燥している肌のことを言います。
見た目は脂っぽくオイリー肌と間違いがちですが、インナードライ肌の脂性が高くなるのは、肌の内部が乾燥して肌の水分量が少なくなっているため、肌が水分を逃さないように皮脂を分泌することが原因です。
▼インナードライ肌診断方法①
- 洗顔後、肌に何もつけない状態で15~30分ほど放置します。
- 肌の突っ張り感も皮脂の分泌もなければ普通肌です。
- 全体的に突っ張る感じがあれば乾燥肌です。
- 全体的に皮脂が出てきてテカるようであればオイリー肌です。
- 2〜4のどれでもなく、部分的にテカっていて部分的に乾燥している場合インナードライ肌と言えます。
▼インナードライ肌診断方法②
- セロハンテープを用意し、自分の手の甲に貼ります。
- 貼ったセロハンテープを3秒ほど上から圧迫しておさえます。
- セロハンテープを剥がします。
- 剥がしたセロハンテープが白ければ白いほどインナードライ肌の可能性が高いです。
▼インナードライ肌診断方法③
スキンチェッカーという物を知っていますか?肌の水分量や油分量を測れる機械で、一般的に市販されている商品です。値段もそんなに高くなく、1つ持っておくと自分の肌の状態を数値でしっかり把握できるのでおすすめです。
◇インナードライ肌だとどんなトラブルがあるの?
▼インナードライ肌とニキビの関係
インナードライ肌が引き起こすトラブルでまず挙げられるのがニキビです。先ほど「インナードライ肌は肌の表面の皮脂量が増える状態」と説明した通り、皮脂によって毛穴が詰まり、ニキビができやすくなってしまいます。
肌の乾燥を防ぐために肌自身が皮脂量を多く分泌した結果、オイリー肌と勘違いをしてしまい、肌のテカりをおさえるために過剰に洗顔をしたり保湿方法を間違えるなどして、より乾燥肌を進行させてしまう可能性があります。
その結果、また皮脂が増える状況になってしまい、過剰な皮脂が毛穴を詰まらせ雑菌が増殖しやすい肌になり、ニキビの悩みから解放されない状態になってしまう恐れがあるのです。
▼シワだけでなくシミやくすみも
インナードライ肌は、肌の内部の水分が不足している状態のため、「肌の新陳代謝」つまりターンオーバーが正常に行われなくなってしまいます。
肌のターンオーバーが正常に行われることによりシミ・くすみやシワは薄くなっていくため、それが滞るとシミは剥がれず肌の血行も悪くなり、シワも深くなってしまう可能性があります。
▼カサつきやごわつきの原因になり肌が安定しない
肌の内部が乾燥している状態なので、カサつく部分が出てきたりキメが粗くなるなどして肌がごわつき、化粧のノリも悪くなってしまいます。ひどい場合はかゆみがでることもあるので、肌を正しい方法でケアすることがとても大切です。
[2]インナードライ肌になってしまう原因とは?
インナードライ肌になってしまうのには色々な原因が考えられます。どれも肌が乾燥する原因を作ってしまうものばかりなので注意が必要です。
- 皮脂を取りすぎてしまうほどの洗顔
- 紫外線によるダメージ
- エアコンによる肌の乾燥
- ストレス
- 化粧品の添加物によるダメージ
- 不規則な生活
- 栄養バランスの悪い食事
[3]インナードライ肌の改善方法&予防対策とは?
▼メイクを落ちやすいものにする
落としにくい化粧品を使っていると、洗浄力の強いクレンジングを使用しなければいけなくなったり、顔を洗う際にゴシゴシと力を入れてこすることになります。
肌への摩擦は角質層にダメージを与えてしまい、肌に大きな負担をかけてしまうことになるので、界面活性剤やシリコンなどを使っていない落としやすい化粧品を使用するようにしましょう。
▼肌に負担の少ないクレンジングと洗顔料を
洗浄力が強い洗顔料は、合成界面活性剤を含んでいるものが多く、肌への刺激が強いばかりか肌にとって大切な成分であるセラミドまでも一緒に洗い流してしまいます。セラミドは肌が必要な水分や油分を抱え込んでいる角質層であるため、洗い流されてしまうと肌が乾燥する原因となってしまいます。
クレンジングと洗顔料は、汚れだけをしっかり落とし、肌にとって必要なものはきちんと残してくれるものにしましょう。一般的には、余計な添加物が含まれていない固形石鹸タイプの洗顔が肌に優しいと言われています。
また洗顔時、肌の汚れはゴシゴシこすることで落とすのではなく、泡に汚れを絡めて落とすものなので、洗顔料をしっかり泡だてて洗うことがポイントです。
▼過剰な皮脂対策をしない
皮脂対策とはその名の通り顔の脂を落とすための対策です。例えば、必要以上に洗顔を行なったり、あぶらとり紙やティッシュなどで顔の皮脂を取りすぎてしまわないようにしましょう。
▼顔を洗う際のお湯の温度に気をつける
洗顔の時に水の温度が高すぎると、お肌の脂を必要以上に削ぎ落としてしまいます。洗顔は毎日行うものなので、その都度肌の脂を必要以上に落としてしまい肌の脂が不足した状態が続くと、お肌の保水機能を下げてしまいます。
洗顔時の水温は30度〜35度くらいがちょうど良いと言われているので、温度に注意しながら洗顔をしてみることをおすすめします。
▼乾燥対策を徹底する
お肌を乾燥した状態にしないために、角質層にたっぷり水分を送り込みましょう。その際、化粧水選びがとても重要です。収れん化粧水やアルコールを含んだ化粧水など乾燥を招く恐れのあるものは避け、保湿効果の高い化粧水・美容液を選ぶことが大切です。
▼保湿クリームでしつこく保湿!
化粧水・美容液を肌の内部にしっかり送り込んだら、最後は保湿クリームでしっかりフタをしましょう。水分を角質層の内側に閉じ込めて潤いを保ってあげることができれば、乾燥も皮脂の過剰分泌も抑えることができます。
[4]やってはいけないスキンケア方法
良かれと思ってやっていたことも、インナードライ肌にとっては間違ったスキンケアだった…なんてことがないよう、すると逆効果になってしまう「やってはいけないスキンケア方法」をご紹介します。
▼洗顔後に何もつけない
洗顔後にタオルで顔を拭いた後にそのまま放置すると、肌表面の水分が気化を始め、表面だけでなく内部の水分も奪われてしまいます。タオルで水気を拭き取ったら、1分以内に化粧水をつけてあげると良いと言われています。
▼化粧水のみで終わらせてしまう
化粧水には保湿成分も含まれていますが、基本的には水をベースとしているため、化粧水だけではしっかりと水分をキープするのが難しい場合がほとんどです。
肌の表面に与えた化粧水は体温によって蒸発していきますが、その際に肌にもともとあった水分も一緒に持っていってしまうため、乾燥の原因となってしまいます。。化粧水で肌の表面に水分を与えたら、保湿力の高い美容液や保湿クリームで水分をしっかり閉じ込めてあげることが必須です。
▼パッティングをする
化粧水をつける際に、コットンまたは手で顔を叩くことをパッティングと言います。顔の皮膚は薄いため、パッティングをすると皮膚を傷めてしまいシミやシワの原因になると言われています。化粧水は優しく抑えるようにつけ、余計な刺激は与えないようにしましょう。
[5]インナードライ肌におすすめのスキンケア用3選
▼オルビス クレンジングリキッド
オルビスのクレンジングリキッドはアクアクレンジング成分が配合され、落ちにくい濃いアイメイクやファンデーションもしっかり落としてくれます。無着色・無香料・ノンアルコールなので、低刺激で肌に優しいクレンジングです。
さらに、クレンジング成分の30%以上がヒアルロン酸などの保湿成分でできているため、クレンジング力は強いのに肌が乾燥しないのです。
▼ETVOS モイスチャライジングローション
肌のターンオーバーを促したりバリア機能の向上が期待されている注目の保湿成分「POs-Ca®」が含まれている化粧水です。セラミドも配合されており、肌の水分が蒸発するのを防ぎ高い保湿効果が期待できます。
▼無印良品 ホホバオイル
農薬を使用せずに栽培したホホバの種子から搾ったオイルを化粧用に精製して作られた美容液です。無香料・無着色なので低刺激で、顔だけでなく全身に使えます。ホホバオイルは万能の美容液とも言われ、肌の水分と皮脂のバランスをしっかり整えてくれます。
[6]インナードライ肌の特徴を知ってきちんとしたスキンケアを心がけよう!
インナードライ肌について理解は深まりましたでしょうか。インナードライ肌の特徴を見て、もしかしたら自分も当てはまっているかも…と不安になった人もいるかもしれません。
インナードライ肌は、放っておくとシワだけでなくシミやくすみの原因となってしまいます。これを機に自分の肌質をしっかり判断して、自分の肌に合った化粧品やスキンケア方法を試してみるなどして、安定した肌質を手に入れて下さいね。