モデル・原田ゆかがトライ!!「東京マラソン2023」への道 【大会当日編】

モデル・タレントとして活躍する原田ゆかさんが「東京マラソン2023」へ挑戦する連載企画。去る3月5日(日)、大会本番を迎え、かねてからの目標だった5時間切りは、残念ながら達成できなかったものの見事に完走!ここでは、そんな気になる大会の様子を原田さん、池田コーチと共に振り返っていきます。

▼前回の記事はこちらから▼「シューズ・ウエア選び~コーチと皇居練習編」

原田さんのランニングコーチを務めた池田美穂さん(写真:左)
  • ©東京マラソン財団
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「東京マラソン2023」ついに迎えた大会当日!

日付は2023年3月5日(日)、ついに迎えた「東京マラソン2023」大会当日。今年、4年ぶりに海外からのランナーも参加しての開催となり、その参加ランナーはおよそ38,000名!エリート部門では、国内外のトップランナーが参加しハイレベルのレースを披露。また車いす部門では、迫力のデッドヒートで多くの観客を魅了していました。

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「東京マラソン2023」のコースは、新宿の東京都庁よりスタート。靖国通りから外堀通りを通過して飯田橋へ。その後、水道橋、神保町を経て上野広小路で折り返し。続いて神田、日本橋、蔵前、浅草は雷門へ。ここでまた折り返して、清澄通りを経由して門前仲町まで。さらに蔵前橋通りを通過し、茅場町、日本橋を経て銀座へ。そこから東京タワーを見上げて、田町付近で折り返し、日比谷公園を横目にフィニッシュである東京駅・行幸通りを目指します。

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今回、原田さんが着用するランニングシューズは、アシックスの「GEL-NIMBUS 25」 。

「GEL-NIMBUS」史上もっともクッション性が優れたモデル。1枚の生地の中で編み方を変え、足の部位によってフィッティングや通気性を適正化するエンジニアードメッシュアッパー構造を採用し、快適な履き心地を実現しています。軽さと優れた通気性で長距離のランニングをサポートしてくれるギアになっています。ビギナーランナーだけでなく、シリアスランナーのトレーニング用としてもおすすめです。

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「『GEL-NIMBUS 25』の履き心地は常に快適です!さらに頑張れそう。昨晩はぐっすり眠れたし、本番に備えた練習も十分にできたし、準備は万全です」とスタート前に語っていた原田さん。

今、レースを振り返ってみて感想を尋ねると。

「あれ(東京マラソン)は、本当に現実だったの? 幻だったのでは~!? と思うくらい。なんていうか~、いわゆる『東京マラソンロス』です(笑)」(原田さん)

「本当に頑張ってくれて、私もウルウル(泣)。大変感動しました。一人で淡々と走るその姿に強い気概を感じました。原田さんは5時間を切るという目標があったので『完走は大前提』という姿勢。そんなチャレンジする姿がカッコ良かったです」(池田コーチ)

ついにマラソンスタート!果たして結果はいかに!?

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■10-12キロ付近(上野広小路~日本橋)

上野広小路は下町情緒が溢れ、自然と文化に恵まれた歴史深い街。また日本橋は、貴重な歴史的建築物と近代建築が混在する東京の商業地域の中心的スポット。

序盤は団子状態が続いていて、人にぶつからないように、足が他の人と接触しないよう、注意を払いながら走ります。

原田さんの表情は、まだまだ笑顔が溢れている様子。

「この段階ではあまり無理をせず、普段と同じように走り、体力を温存しながらマイペースであせらず走ることがポイント」(池田コーチ)

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「初出場だった東京マラソンは、まず参加者の多さが想像以上でびっくりしました。ランナーの数が38,000名ですよね? 特に前半は、人が多く自分のペースをキープすることも、真っ直ぐ走ることも困難でした。足元に気をつけて走る、気を遣いながら走る大変さを東京マラソン2023では学びました。」(原田さん)

「確かに、今年の東京マラソンはコロナ禍以前の規模に戻ったようでしたね。この大会は、黙々とストイックにマラソンを走るというよりは、沿道にいる声援を受けながら楽しみながら走るという特徴があるように思えます。そのため一定ペースが維持しにくい走りにくさや身体的な疲労以外の難しさもあるかもしれませんね。でも原田さんは焦らず落ち着いて走れていたと思います」(池田コーチ)

■23キロ付近(清澄白河)

下町風情を残しつつ、閑静で住みやすい街としても人気の高いエリア、清澄白河。マラソンも中盤に差し掛かるころ。そんな23キロ付近は、ランナーの疲労も次第に溜まってきます。

「ちょうど、この頃から足(膝)に痛みを感じ出し、これが後々さらにキツくなっていきました」(原田さん)「本番を終えてみて、やはり練習や準備が足りてなかったのかな……、という印象です。マラソンの中盤くらいから、膝の痛みとの戦いになったのですが、それが一番きつかったです。それも筋力アップやフォームの改善で、修正できるものだと思っています。次からの課題が見えました」(原田さん)

「確かに、目標タイムを持ってフルマラソンにトライするには、もう少し準備期間があった方が良かったのかも。途中から膝が痛くなったことの原因は、主にフォーム。それから、お尻や太ももの筋力、そして体幹をもっと鍛えることができたら、ずっと快適に走れたのかもしれないですね」(池田コーチ)

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各スポットの沿道には給水地点があり、ボランティアメンバーが声援を贈りながらランナーをサポート。

■36キロ付近(東京タワー)

原田さんが、今回のマラソンで最も楽しみにしていた東京タワー付近のスポット。あとは田町付近で折り返せば、レースはいよいよ終盤へ。ここまで来ればフィニッシュはもうすぐ。

「沿道の方々の応援がとにかく元気や勇気をくれて、それが最大の励みになりました。レース中、辛くなったらそんな応援を感じたくて、沿道寄りを走ってみたり(笑)。それから、給水所などのボランティアメンバーの方々のサポートも助かりました。それらの一つ一つが、走る気力に繋がるという、これが『東京マラソンなんだ!!』と実感し、感動しました」(原田さん)

■41キロ付近(日比谷)

帝国ホテルを横目に日比谷通りを向けたら、フィニッシュまであと1キロ。沿道から応援するお客さんも大多数に。疲労がピークに差し掛かるランナーへ、力一杯のエールが贈られています。原田さんも通過!もうすぐフィニッシュです。沿道の声援も一層多くなっている様子。「フィニッシュはもうすぐだよー!! みんな頑張れ〜!!」

原田さん、無事に完走!!タイムは5時間40分!

フルマラソン経験は2回目、今回初出場だった東京マラソンで、無事に原田さんは完走しました!フィニッシュした時には、大きな達成感から感極まって、涙がポロリ。見事完走したランナーには「東京マラソン2023」の記念メダルが授与され、感動はさらに高まります。

「今回使用したランニングシューズ『GEL-NIMBUS 25』には、本当によく助けてもらいました。やさしいフィット感と軽量感、まるで履いていることを忘れるくらい足に馴染んでいて、私の膝や身体はボロボロでしたが、この『GEL-NIMBUS 25』が私をフィニッシュまで連れていってくれた。本当にそんな感じです。レース後の今でも、すっかり愛用しています」(原田さん)

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「フィニッシュタイムは悔しいですが、東京マラソンを初めて完走できたことが嬉しい。目標タイムであった5時間を切ることはできず、非常に残念ですが、この瞬間にしか感じられない感動がたくさんあった大会になりました。マラソン中は、辛くて下を向いて走っている瞬間が何度かあって『ダメダメ!上を向かなきゃ』って思いながら修正していきました。東京のど真ん中を走らせていただける貴重な体験を、この目にしっかりと焼きつけないと!って思いながら走りました」(原田さん)

「今回の5時間40分という原田さんの記録は、心から素晴らしいものだと思う。目標タイムに到達できなかったことは、悔しいことだと思うけど、最後までしっかりと走りきったから、もっと誇らしくしていいと思います。まずは挑戦することがすごいことだし、自慢していいことだと思います」(池田コーチ)

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無事に完走した達成感と安心感で、笑顔と涙が交互に溢れる原田さん。その表情はとても清々しい。

「もし来年、チャンスがあるのであれば、ぜひリベンジしたいですね!!1年間、時間があるので、次はペース配分ですね。今回、時計を付けて走らなかったのですが、今自分がどのくらいのペースで走れているか、時計を見なくても体でわかるようにしたいですね。」(原田さん)

「原田さんが言った通り、ペース配分の正確性を養うのは大事なこと。レベルが高い話にはなるのですが、自分が楽に走れるペースは7分、ちょっと頑張るペースは6分半、などの目安を知っておくことや、そのペースを自分でキープできるような感覚を磨くことで、レースの組み立てができるようになり、ステップアップに繋がります」(池田コーチ)

「当日、沿道には友達も応援に駆けつけてくれて、本当に嬉しかったです。皆さんの応援があったら頑張れました(涙)。池田コーチをはじめ、色々とサポートしてくださったチーム、スタッフやアシックスの皆さんに、心から感謝いたします。本当に大切な経験になりました。ありがとうございました!

『フルマラソンは人生だ』と思いました。いい時もあれば、悪い時もある。今回、もし目標タイムが達成できていたら、気づけなかったこともあると思うし、今こうして課題を残せたことが、これからも続くランニングライフにきっといい影響をもたらしてくれると信じています。実際に経験してみて、ランニングについて、わからないことがたくさん増えました。もっと知りたい、という探究心が芽生えました。今回、悔しい思いをしたから、そんな思いが一層強くなり、ランニングやマラソンがもっと好きになりました」(原田さん)

アシックスは「東京マラソン2023」のオフィシャルパートナーです。

Photo_ASICS
Photo&Text_Daisuke Udagawa(M-3)

▼チームSOSO 東京マラソン挑戦のanother storyはこちらから!▼



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