「腸」と聞くと消化器官という印象が強いかもしれませんが、実は美と健康に大きく関係している大事な臓器であることをご存じですか? 今回は、腸が実際私たちの美容とどう関係しているのか、健康を維持するためにどうしたら良いのかについて、改善方法と共に説明していきたいと思います。
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[1]健康と腸の関係性
腸は単なる排便の準備を行う臓器ではなく、腸には脳にも匹敵するくらいの神経が張り巡らされていて、脳からの司令とは別に単独で働いている臓器なのです。さらに小腸には免疫機能が備わっていて、外から入るウィルスなどから私たちの身を守ってくれています。
大腸にはたくさんの腸内細菌が存在していて、主に善玉菌・悪玉菌・日和見菌という中間の菌で成り立っています。悪い腸内細菌である悪玉菌が増えると、肌荒れを引き起こしたりと美肌に影響を及ぼすこともあります。美と健康を守っていくには、腸内細菌のバランスをうまくコントロールすることが鍵となります。
よく耳にする「腸内フローラ」とはこの腸内細菌のことで、細菌が種類別にグループを形成して腸内に存在している様子が、顕微鏡で見てみるとお花畑のように見えることから、フローラ(お花畑)と呼ばれるようになりました。これらの菌はヒトの腸内に約1,000種類、約1,000兆個以上あると言われています。
[2]腸の健康チェック法! こんな症状に要注意
◇便秘・下痢・おならが臭い
腸は栄養素を吸収する働き、水分を吸収する働き、便を外に排出する働きをしています。腸の働きが悪いと、便を排出する力が弱くなり便秘になったり、水分を十分に吸収できずに下痢になったりしてしまいます。便秘や下痢をしている場合や、おならが頻繁に出たり悪臭がする場合は注意が必要です。
◇肌荒れ
腸が老化して悪玉菌が増えると、血液を通して腸内の悪い物質が流れ出てしまうため、肌荒れや吹き出物、皮膚炎などを引き起こすことがあります。「肌が荒れてきた」と感じた時は、外から対症療法をする前に腸内環境を見直すことも改善策の1つです。
◇口臭や体臭
口臭や体臭などは病気や食べ物などが影響している場合もありますが、悪玉菌が増えることによって起こる場合もあるのです。腸内の悪玉菌は腸内ガスを作り出し、血液を通して全身に分布されます。肺や汗腺などにも分布されることもあり、腸内ガスが口からや汗として排出されるため口臭や体臭に繋がってしまうのです。
◇太りやすくなる
腸内細菌の中に通称「デブ菌」といわれる菌が潜んでおり、消化されたものを溜め込み、無駄な栄養素まで吸収しようとするといわれています。デブ菌の属性などはまだ不明確なことが多いようですが、悪玉菌が増えるとデブ菌も増えてしまうといわれており、本来排出されるべきものまで吸収してしまうため、腸内環境の悪化による悪玉菌の増加は肥満につながる恐れがあります。
また、日和見菌の中には通称「やせ菌」といわれる菌が潜んでおり、脂肪の蓄積を防いだり代謝を上げたりと、体にとって良い働きをしてくれるといわれています。日和見菌はより和の多い菌の味方をするといわれているので、善玉菌を増やせば日和見菌が増え、自然とやせ菌を増やすことができます。
◇体が冷える
先ほどの話題でも触れましたが、腸内環境が悪いと悪玉菌が増えて便秘になりがちです。便秘になると代謝が悪く血行不良になるため、体が冷えてしまいます。体の冷えが悪化すると他の病気にかかる可能性もあるため注意が必要です。
[3]腸の健康を整えるメリットとは?
◇お通じが改善する
腸内環境を整えて善玉菌を増やることができれば、便を外に排出するためのぜん動運動が活発になるため便秘が解消されます。水分の吸収も正しく行われ、下痢を防ぐこともできるでしょう。正しく排便が行われれば腸内環境もさらに良くなり、いい循環を作り出すことができます。
◇腸が健康だと美肌になれる!?
腸内環境が良くなり便通が改善されれば、老廃物が流れ出して肌荒れや吹き出物を引き起こすこともなくなるでしょう。また、善玉菌は活性酸素に対抗する力を持っています。活性酸素はシミやシワを引き起こし老化を促進させるため、善玉菌を増やすことはアンチエイジングにもつながると言えます。
◇免疫力がアップする
体内にウイルスや細菌が入ってきた場合、腸内にある免疫細胞がウイルスと戦って下痢や嘔吐などを引き起こさせて体の外に排出する働きをしています。腸内環境を整えると、免疫細胞の働きも活発になり免疫力がアップし、風邪・感染症・生活習慣病などから私たちの体を守ってくれるのです。
免疫細胞の約6割が腸にあると言われているため、腸の健康を保つことが体の健康を保つことにつながると言えますね。
◇腸の健康はダイエットにも!
腸内に悪玉菌が増えると太りやすくなると説明しましたが、腸内環境を整え、善玉菌が増えればやせ菌も増加し太りにくい体になります。また便通が良くなれば、本来吸収すべきではない脂肪や老廃物をしっかり体外に排出でき、代謝も上がるのでダイエット効果も期待できます。
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[4]今日からできる腸の健康法とは?
◇朝食を抜かない
良い排便サイクルを作るには、規則正しく1日3食の食事を摂ることが大切です。朝は忙しいからといって朝食を抜いたり、ダイエットのために食事を抜いたりしてしまうと、排便サイクルが作れず、腸内環境の乱れにつながることがあります。
朝食は胃腸を起こして便を送り出す準備のためにも大事な食事です。食物繊維や発酵食品など、なるべく腸に良いものを摂取して良い排便サイクルを作りましょう。
◇腸を健康にする食べ物を摂取する
腸内の善玉菌を増やすには、その手助けをしてくれる食べ物を摂取するようにしましょう。乳酸菌やビフィズス菌が入っているヨーグルトや、便を作り出す主要素である食物繊維が代表的です。
食物繊維は根菜類・海藻・玄米・豆類などに多く含まれていて、身近なものではごぼう・アボカド・おくら・きのこなどがあります。またオリゴ糖は善玉菌のエサと言われていて、バナナや玉ねぎなどに含まれていると言われています。
◇水を意識してたくさん飲む
体の水分が少ないと、腸も水分を吸収できず便秘になってしまいます。水分が不足しないように、1日2リットル以上の水を飲むことをオススメします。ミネラルウォーターには腸内環境を整えると言われているミネラル・カルシウム・マグネシウムが含まれているため、ミネラルウォーターを飲むとなお良いでしょう。
また、朝起きたらコップ1杯の水または白湯を飲むと、寝ている腸を動かすのに効果的です。
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◇コンブチャクレンズ
全米で大ブームの最新ドリンク「コンブチャ」に日本人向けのオリジナルレシピを加えて、より理想のボディにフォーカスしたのが「コンブチャクレンズ」。2つのプレミアム酵母や、酵素、スーパーフードなど美容やダイエットのサポート成分が220種類以上配合されています。
◇腸を健康にする運動法
▼腸つかみマッサージ
便が滞りがちなのは、腸が折り返す4つの場所です。つまりろっ骨の下あたりと腰骨のあたりです。まずは右手で腰骨のすぐ上に左手はろっ骨のすぐ下に当て、ギュっとつかみゆっくり揉みほぐしましょう。同様に左右の手の位置を入れ替え、トータル3分間揉み続けます。
▼ウォーキング
運動をすることで自律神経の乱れが改善されたり、便を出すために必要な筋肉である腸腰筋(ちょうようきん)が鍛えられます。これにより腸の動きが活発になりお通じも良くなり、腸内フローラが活性化すると言われています。
できれば1日9,000歩くらいのウォーキングを習慣化すると良いですが、時間的にも体力的にも自信がない場合は、普段の生活の中で徒歩移動を心掛けたり階段を使ったりと工夫してみると良いでしょう。
▼ストレッチ
さまざまなストレッチがあり、もちろん全身まんべんなくストレッチをするのが一番良いのですが、腸の動きに焦点を当てたストレッチの一例をご紹介します。
- 足を肩幅に開き、姿勢を正して立ちます。
- 両腕を上に伸ばし、頭の上で手首を交差させて、息を吸いながら全身を思いっきり上に伸ばします。この時、かかとを上げないように注意してください。
- 伸びた状態で息を吐きながらゆっくりと体を左に倒します。
- 息を吸いながらゆっくりと体を起こして、2の姿勢に戻します。
- 今度は息を吐きながら、ゆっくりと体を右に倒します。
- 左右10回ずつ行います。
◇サプリメントを飲む
腸の健康を保つサプリメントもオススメです。腸にとって良い菌であるビフィズス菌や乳酸菌を生きたまま腸に届けてくれるものや、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖やラクトフェリンが配合されているサプリメントなど、さまざまな種類のサプリメントが販売されているので、ぜひ試してみてください。
[5]今からでも遅くない! 腸に優しい生活習慣を心掛けよう
腸がこんなにも私たちの健康の鍵を握っているとは驚きましたね。もしかすると、体のさまざまな悩みが腸の働きを改善することで解決するかもしれません。今すぐ始められることばかりなので、今日から腸活始めてみませんか?