東京でパデルが体験できるスクール2選! 話題の新スポーツ「パデル」を徹底解明

パデルとは

最近話題のスポーツ、パデルをご存じでしょうか? パデルは、近年大きな人気を集めており、世界中で競技者人口が急激に増加している大注目のスポーツです。今回は、そんなパデルの魅力や、東京でパデルが体験できるスクールについてご紹介します。

目次

[1]パデルってどんなもの?

◇パデルとは

パデルは、世界的にブームになりつつあるラケット競技であり、ヨーロッパやアメリカを中心に親しまれているスポーツです。パデル発祥の地であるスペインでは、パデルの登場によって、伝統的なメジャースポーツであるテニスの競技人口が大幅に減少したといわれるほど、高い人気を集めています。

パデルは、テニスとスカッシュを合わせたようなスポーツのため、初心者にも習得しやすいことから、急速な広まりを見せています。

◇パデルとテニスの違い

▼ラケットの違い

テニスラケットの大きさは、最大で縦73.66cm、横31.75cmと定められています。それに対しパデルラケットは、最大で縦45.5cm、横26cmとされているため、パデルラケットはテニスラケットより短い作りになっています。

また、テニスラケットは網状の「ガット」と呼ばれる部分でボールを打ちますが、パデルラケットにはガットが無く、板状の面に穴が等間隔でたくさん開いた作りになっています。

▼コートの違い

テニスコートの大きさは10.97m×23.77m、パデルコートの大きさは10×20mです。大きさ自体は同じくらいですが、テニスの場合はコート外に出たボールも拾ってプレーを続けることができるため、コートのラインよりも広範囲を使用してプレーを行います。そのため一般的なテニスプレーヤーの移動範囲は、18m×36m程度といわれています。

しかしパデルの場合は、コートの形状により、コート外に出てプレーすることはないため、パデルで動く範囲は、テニスの半分程度とされています。

▼壁の有無

テニスコートとは異なり、パデルコートは壁で囲われており、壁に当たったボールも有効なため、コート床面に2バウンドしていなければ打ち返すことができます。

また、テニスの場合、ボールに追いつくことができなければ相手のポイントになってしまいますが、パデルでは壁に跳ね返ったボールも打つことができるため、テニスよりもボールを打ち返せる可能性が高くなります。

パデル上級者同士の試合では、ラリーが長く続くことが多くなるため、1ポイントが決まるまでの時間が長くなり、戦略などもとても複雑になる奥の深いスポーツです。

◇パデルの基本ルール

  • パデルは2人対2人のダブルスのみでプレーを行い、シングスの対戦は不可。
  • ポイントの数え方や試合進行の仕方はテニスと同じ。
  • 1バウンドまたはノーバウンドで打ち返すことが可能。
  • コートを囲う強化ガラスや金網にリバウンドしたボールも打ち返すことが可能。
  • 1試合3セットで、2セット先取した方が勝ち。

▼パデルで失点するシチュエーション

  • 打ったボールがネットにかかってしまい、相手コートに入らなかった場合。
  • ボールを打ち返す前にコート床面でボールが2バウンドしてしまった場合
  • 打ったボールが相手コートの強化ガラスまたは金網にノーバウンドで当たった場合。

サーブの仕方などにさらに細かいルールもありますが、上記がパデルの基本的なルールです。初めてパデルに挑戦する場合は、この基本ルールをあらかじめ知っておくとプレーしやすいでしょう。

[2]パデルが人気の理由とは?

◇ラケットが短く初心者でも感覚をつかみやすい

パデルのラケットは、前述した通りカーボン製の板状で、テニスラケットに比べてとても短いのが特徴です。その形状は、テニスラケットというよりも、卓球のラケットを大きくしたイメージに近いと言えるでしょう。

テニスラケットの場合、ガットの中心にボールが当たらないとボールを上手く打ち返すことができませんが、パデルラケットにはガットがないため、ラケットのどの部分に当たっても、ある程度狙った方向に打ち返すことができます。

また、ラケットが短い分、初心者であってもラケットにボールを当てやすいため、初心者でもすぐに打ち合いを楽しむことができるようになるといわれています。

◇アイデアで楽しめる、壁を使ったプレー

パデルの一番の魅力は、何と言っても壁を使ったプレーと言えるでしょう。ある程度パデルに慣れてくると、周囲の壁を使ったプレーで新しい技に挑戦することができるようになるため、アイデアと経験でプレーの幅が広がっていく楽しみがあります。

後ろの壁から跳ね返ってきたボールを相手のコートに打ち返す基本プレーだけでなく、壁を使用した技は数多くあります。工夫次第でプレーの幅が無限大に広がることも、パデルが人気を呼ぶ理由の1つと言えるでしょう。

◇年齢性別を問わず楽しめる

パデルはテニスに比べて移動範囲が小さいうえに、試合をダブルスで行うため、体力的な負担が少ないという特徴があります。そのため、子供から年配の人まで幅広く楽しむことができるスポーツです。

また、パデルが盛んなスペインでは、「パデルパーティ」が開かれるほど日常に浸透していると言われています。家族や友人同士で集まり、コートの周りでバーベキューをしながら、食べたい人は食べて、お酒を飲みたい人は飲み、パデルをしたい人はパデルをするというとてもカジュアルなパーティです。

年齢・性別関係なく、誰でも気軽に楽しめるスポーツだからこそ、パデルでパーティを楽しむという発想が生まれたのかもしれません。

パデル 東京

[3]パデルを始めてみたい! パデルラケットはどう選ぶ?

◇パデルラケットの種類

パデルラケットは、大きく分類すると3種類に分かれています。ラケットの形によって重心がかかる位置が異なるため、プレーのしやすさに大きな影響を及ぼします。それぞれの特性を知って、自分のプレーや体格にぴったり合ったラケットを見つけましょう。

▼丸型

丸型ラケットは「ラウンド型」とも呼ばれ、名前の通りラケット部分が卓球のラケットに近い丸い形をしています。丸型ラケットはラケットの下部分にボリュームがあるため、重心がグリップに近く、最もコントロールしやすいという特徴があります。

▼しずく型

「しずく型」もしくは「ティアドロップ型」と呼ばれるタイプのラケットは、丸型ラケットに比べると、ラケットの下部がすっきりした形になっており、重心が真ん中あたりにある標準的な形のラケットです。パワーとコントロールのバランスが良く、使いやすい形だといわれています。

▼ダイヤモンド型

ダイヤモンド型のラケットは、逆三角形に近い形をしています。そのためラケットの重心が上方にあり、ボールにパワーを乗せやすいという特徴を持っています。しかし他のラケットに比べると、「スイートスポット」と呼ばれる、ボールを打つために最適な箇所が狭く、使いこなすためにはラケットコントロールの技術が必要となります。

◇初心者におすすめのラケットは?

これから初めてパデルに挑戦する人や、あまりテニスのキャリアがない人、または腕力に自信がない人はまずは丸型のラケットで挑戦してみましょう。とてもコントロールしやすいため、初めてでもストレスなく楽しむことができます。丸形ラケットはとてもバランスが良く、使いやすい形のため、初心者から上級者まで幅広く人気を集めている形と言えるでしょう。

また、パデルに慣れてきたり、パワーボールで攻撃的なプレースタイルをしてみたい時は「ダイヤモンド型」を試してみてください。ダイヤモンド型ラケットでしっかりとスイートスポットを捉えた時のスピード感は抜群です。攻撃と守備のバランスが良いプレーを目指したい場合は、ぜひ「しずく型」も手にとってみてくださいね。

パデル ルール

[4]東京のおすすめパデルスクール

◇パデル東京

パデル東京は、西武新宿線「上石神井駅」から徒歩8分の場所に位置しています。パデルスクールやパデルコートのレンタルなどがあり、パデル初心者から上級者まで楽しめるサービスを展開しています。

スクールでは初級から上級まで、レベルに合わせて5種類のクラスがあり、クラスは1クール2カ月の全8回で設定されいます。大人だけでなく、子供も楽しめるジュニアクラスもありますので、ぜひお子さんと一緒に足を運んでみてください。

こちらの施設は善福寺公園テニスクラブ内に施設があるため、パデルとテニスの両方を合わせて楽しむことができるのも、魅力の一つです。

◇パデル東京ミズマチ

こちらの施設は、東武スカイツリーライン「とうきょうスカイツリー駅」から徒歩1分、東武線「押上駅」と都営浅草線「本所吾妻橋駅」から徒歩5分の場所に位置している2023年1月にオープンしたパデル専用施設です。

やはりこの施設のポイントはスカイツリーのすぐ下でパデルを楽しめるところでしょう。下町と最新観光施設が融合する街でスカイツリーを見上げながらスクールを受けられます。

こちらの施設も先ほど紹介した「パデル東京」と同じ運営会社なので基本的にレッスンのシステムは同じになります。レベルに合わせた5種類のクラスで、2カ月の全8回の1クールで設定されており、もちろんジュニアクラスもあります。

[5]新感覚スポーツのパデルで、爽やかな汗を流そう

今回は、話題の新感覚スポーツ「パデル」についてご紹介しました。パデルは初心者でもチャレンジしやすいため、今までラケットスポーツに挑戦したことがない人であっても、すぐに感覚をつかんで楽しむことができるでしょう。ご紹介した都心のスクールであれば、仕事帰りでも気軽に立ち寄ることができます。運動不足解消のためにも、仕事帰りにパデルを楽しんで、爽やかな汗を流してみませんか?

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