年の瀬も迫り初日の出を見に行く計画を立てている人も多いのではないでしょうか。最高のタイミングで初日の出を拝むため、初日の出スポットは事前にしっかりと調べておくことが大切です。今回は、初日の出の時刻や、関東の初日の出おすすめスポットについてご紹介します。
[1]初日の出を見に行く前に確認しておくべき3つのポイント
◇事前に初日の出の時間を調べておく
初日の出の時刻は地域や場所によって異なります。一年に一度の貴重な機会を逃さないためにも、初日の出を見に行く前にまずは時刻を調べておくことが大切です。
▼2024年関東の初日の出の時間とは
2024年の初日の出は、千葉県(千葉市)では6時48分ごろ、神奈川県(横浜市)では6時50分ごろ、東京都(新宿区)では6時50分ごろ、埼玉県(さいたま市)では6時51分ごろとされています。初日の出を見逃さないためにも、早めに該当のスポットに到着することをおすすめします。
◇駐車場は複数調べておく
元旦の早朝は、初日の出を見ようとする人でとても混雑することが予想されます。現地に行ってから駐車場探しをしていると、最悪の場合、初日の出を見逃してしまうことにもなりかねません。一つの駐車場のみを狙って行くのではなく、複数の候補を事前に確認しておき、満車であっても対応できるようにしておきましょう。
◇電車の時刻を確認しておく
電車でも行きやすい場所で初日の出を見るのであれば、車ではなく電車を使うと混雑を避けることができます。年明けには、深夜も電車が運行していますので、電車の時刻を確認しておきましょう。普段使わない電車を利用する場合は、必ず乗り換えの時間も調べておくようにしましょう。
[2]関東で見る初日の出おすすめスポット~穴場編~
◇海ほたるパーキングエリア(千葉県)
「海ほたるパーキングエリア」は、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ「東京湾アクアライン」のパーキングエリアとして知られています。360度を海に囲まれた全長650mの人工島であるため、建物などに遮られることなく初日の出を見ることができます。
また、5階建てのショッピング施設が併設されているため、初日の出を見た後に温かい室内で食事を楽しむことができるのもうれしいポイント。5階の展望デッキが初日の出を見るベストスポットです。
◇三峰神社(埼玉県)
標高1102mの三峯山の山頂付近に三峯神社はあります。樹齢800年のご神木や、5.5mの高さの日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の銅像があり、パワースポットとしても人気を集めています。遥拝殿(ようはいでん)や鐘楼(しょうろう)から見る初日の出が特に美しいと評判です。初日の出を見た後は、そのまま初詣の参拝をすることもできます。
◇群馬県庁32階展望ホール(群馬県)
元旦に限り、地上127mにある展望ホールと、その下の31階の観光物産展示室付近が臨時解放されます。群馬県庁の建物は、群馬県一の高さを誇っており、展望ホールからは360度の絶景を楽しむことができます。元旦当日は、5時45分から駐車場が利用でき、6時に群馬県庁の建物が開放される予定です。
◇羽田空港(東京都)
羽田空港の周囲には大きな建物がなく視界が開けているため、初日の出を見るのにとてもおすすめのスポットです。特に景色が良いのは国内線第二ターミナルで、東京湾から千葉方面を見渡すことができます。国内線第二ターミナルに直結した広大な駐車場「P3」と「P4」に駐車すると、スムーズに屋外デッキまで移動することができます。
2024年は8時30分から屋外デッキが解放されるとのことで、残念ながら初日の出時刻には入れません。
[3]関東で見る初日の出おすすめスポット~海岸編~
◇大洗海岸(茨城県)
平安時代に、神社の岩礁に神が降り立ったと伝えられる大洗海岸は、「日本の渚百選」「日本の白砂青松百選」にも選定されている美しい海岸として知られています。初日の出の時には、大海原にたたずむ白い石の鳥居「神磯の鳥居(かみいそのとりい)」の真上に昇る太陽を拝むことができます。真東を向いている大洗海岸だからこそ見ることができる、迫力のある初日の出を楽しむことができるでしょう。
1000台を収容できる駐車場があるため、車でも訪れやすいスポットの一つと言えるでしょう。
◇江ノ島(神奈川県)
江ノ島は、神奈川県藤沢市にある人気スポットで、湘南の海や三浦半島から昇る初日の出を楽しむことができます。江ノ島には、日本三大弁財天を祀る「江島神社」があるため、初日の出を拝んだ後はそのまま初詣の参拝をすることも可能です。人気スポットで混雑が予想されるため、江ノ島で初日の出を見たいのであれば早めに出発することをおすすめします。
◇波崎海岸(茨城県)
千葉県と茨城県の県境に位置する波崎海岸は、九十九里浜と同じく日本で2番目(山頂、離島を除く。1番目は犬吠埼)に早い初日の出を見ることができる場所です。砂丘と松の防風林が約20kmに渡って続く遠浅の地形は、目前に広がる太平洋と、太平洋から吹き付ける風によって描かれる美しい風紋が相まって、絶景の初日の出を拝むことができます。600台収容可能な駐車場が無料で利用することができるのもうれしいポイントです。
◇三浦海岸(神奈川県)
関東エリアの中でも、初日の出を拝みにくる人が多い人気のスポットとして知られています。初日の出に合わせてイベントも開催されるため、多くの人と賑やかに初日の出を迎えたい人には特におすすめです。元旦は2000杯限定で、地元野菜をふんだんに使用した陣屋汁が振る舞われたり、無料で三浦みかんのお土産を受け取ることができるなど、お祭り気分で楽しむことができます。
◇木戸浜海岸(千葉県)
九十九里浜自然公園の中にあるこちらの海岸は、遠浅の地形で海水浴の人気スポットとなっています。初日の出が雄大な太平洋から昇る様子を拝むことができる穴場スポットとして、元旦には多くの見物客が訪れます。数量限定ではありますが、元旦には木戸浜海岸と尾形海岸にて紅白もちが無料で配布(先着500個)されます。200台収容可能な無料駐車場が併設されています。初日の出時刻は午前6時46分ごろとされています。
[4]関東で見る初日の出おすすめスポット~山頂編~
◇天覧山(埼玉県)
埼玉県飯能市にある天覧山は、初心者にも登りやすい人気の山です。ハイキングコースが整備されており、ふもとの飯能駅から登山口までは徒歩で約20分程度で行くことができます。そこからさらに20分歩くと、山頂に到着します。お子さんと一緒に家族全員で山頂から初日の出を拝みたい人にとてもおすすめのスポットです。
◇高尾山(東京都)
高尾山は、新宿から電車で50分という好立地にあり、その登りやすさと豊かな自然で広く人気を集めています。山頂へは、途中まではリフトやケーブルカーを使用することができ、大晦日から元旦にかけてはケーブルカーは終夜運転しています。また元日のリフトは朝5時に運転を開始します。
難易度別に7種類のコースが用意されているため、登山道でふもとから登ってみたい人は、自分の体力に合わせて挑戦してみましょう。あまり歩きたくないという場合は、ケーブルカーの終点にある展望台から初日の出を拝むのがおすすめです。高尾山の中腹に薬王院という神社があるため、初詣を兼ねたい場合はそちらに立ち寄ってみてください。
◇雲取山(埼玉県)
歩きやすい山よりも、しっかりとした登山をして初日の出を拝みたいという場合は、雲取山を訪れてみましょう。雲取山は日本百名山として有名であり、元旦は初日の出を目指して登山する人も多くいます。本格的な登山となるため、しっかりとした装備と事前準備が必要になりますが、混雑することもなく、山頂から美しい景色を望むことができます。
[5]初日の出を拝んで素晴らしい1年の幕開けを
今回は、関東の初日の出おすすめスポットについてご紹介しました。初日の出を見に行く前はしっかりと下調べをしてから目的のスポットを訪れ、初日の出を見逃す事のないようにしてくださいね。美しい絶景の初日の出を拝めば、素晴らしい新たな1年を迎えることができるでしょう。