沖縄の魅力は何といってもその美しい海でしょう。沖縄に行く際は、そんな美しい海でのシュノーケリングに挑戦してみませんか。シュノーケリングはダイビングとは異なり、海に深く潜る必要がないため初心者でも安心して挑戦することができるアクティビティです。今回は、沖縄で人気のシュノーケリングツアーの選び方やおすすめのシュノーケリングショップについてご紹介します。
【1】沖縄でのシュノーケリングツアーはどう選ぶ?
◇シュノーケリングツアーを選ぶ時のポイント
▼目的で選ぶ
沖縄のシュノーケリングツアーを検索すると、膨大なツアーが出てくるためどのようにツアーを選ぶべきか迷う人も多いのではないでしょうか? シュノーケリングツアーを選ぶ際には、まずは自分が何を見たいのか、どんな体験をしたいのかなどの目的をはっきりさせることが大切です。
目的を決めてからツアーを選び始めることで、「ウミガメに会いに行くコース」や「透明度の高い海を楽しむコース」「クマノミを探すコース」など、自分に合ったツアーを見つけやすくなるのでおすすめです。
▼値段を比較して選ぶ
所要時間やツアー内容により値段は変動しますが、時期や場所によって大体の相場があり、シュノーケリングツアーの相場は一般的に4000〜6000円くらいが多いようです。あまりにも安いプランの場合、ロッカー代や写真代などを後から請求されるケースもあるようです。安さだけに飛びつく前に、ツアーに含まれているサービスをきちんと確認するようにしましょう。
▼ショップの施設利用ができるかどうかで選ぶ
ツアーによって、現地集合やショップ集合など、集合場所が異なります。現地集合のツアーの場合、ショップに立ち寄らないためシャワーやロッカーなどショップの施設を使用できないことがあります。貴重品を保管するロッカーがあったり、シュノーケリングを楽しんだ後にシャワーを使用できるツアーの方が、ストレスなく楽しむことができます。
ツアーを選ぶ際は、施設利用ができるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
▼写真撮影の有無で選ぶ
ウミガメやクマノミに会いに行くツアーなどでは、ツアー内容に写真撮影が含まれている場合があります。「写真なんて自分で撮れる」と考える人もいるかもしれませんが、初めてのシュノーケリングだとなかなか余裕がなく、写真を撮るタイミングを見つけるのも難しいかもしれません。また、自分で写真を撮るときは、自分と海の動物たちのツーショットを撮ることができないため、記念に写真を残したい場合は、写真撮影が含まれたツアーをおすすめします。
◇「青の洞窟」など観光名所でシュノーケリング体験ができるツアーも!
美しい青色の世界が広がる有名な観光スポット、「青の洞窟」でシュノーケリング体験ができるツアーも数多くあります。実は、「青の洞窟」は一つだけではありません。沖縄本島中部の真栄田岬(まえだみさき)、伊良部島(いらぶじま)、与那国島(よなぐにじま)の3カ所に青の洞窟があるのです。
最も有名なのが真栄田岬の青の洞窟です。真栄田岬の青の洞窟は、海側だけでなく陸側にも入口があり、日光が差し込みやすく洞窟内の水面が青く見える確率はかなり高いと言えます。光がしっかりと差し込む分、青色はそれほど濃くありませんが、沖縄本島中部に位置しているためツアーの数がとても多く、気軽に訪れることができるのは大きな魅力と言えるでしょう。ただ、人気スポットのため、繁忙期にはとても混雑するようです。
混雑を避けて青の洞窟を楽しみたいのであれば、伊良部島を訪れてみるのもよいでしょう。伊良部島には、2015年に伊良部大橋が開通したことで、宮古島から車で行くことができるようになりました。しかし、伊良部島の青の洞窟は、海側にしか入口がないため洞窟内は真っ暗で、青々とした水面が望めるのは限られた時間のみになります。そのため、伊良部島で青の洞窟を目的としたシュノーケリングツアーを申し込むのであれば、時間をしっかりと確認することが大切です。
◇泳げななくてもシュノーケリングツアーには参加できるの?
泳ぎが苦手てあっても、シュノーケリングツアーに参加することは可能です。シュノーケリングツアーではライフジャケットを着用するよう指示されます。ライフジャケットを着れば自然と体が水に浮きますし、豊富な経験と知識を持ったインストラクターが、水面に浮かぶ練習から丁寧に教えてくれますので初心者でも安心して楽しむことができます。
また、シュノーケルを口にくわえることで呼吸を確保できますので、息継ぎの心配もありません。どうしても不安な場合は、泳げないことをきちんとスタッフに伝えておきましょう。
足が海底につかないことが不安な場合は、浅瀬で行われるシュノーケリングツアーを選ぶことをおすすめします。足が海底につけば、いつでも泳ぎを中断することができますので、不安を和らげることができるでしょう。
◇個人でもシュノーケリングはできる? その際の注意点と準備するものは?
▼シュノーケリング禁止地域をチェック
沖縄にはシュノーケリングが禁止されている地域があります。時期によって禁止地域が変わる場合もあるため、個人でシュノーケリングをする場合は、安全を確保するためにもまずはきちんと禁止地域をチェックすることが大切です。禁止地域では潮の流れが速いなど危険を伴うこともあるため、禁止地域を無視したシュノーケリングは絶対にやめましょう。
▼シュノーケリングスポットまでの移動手段の確保
シュノーケリングスポット近くの海岸付近までは、車で行くことをおすすめします。車があれば、車内で着替えたり、貴重品を保管しておくことができます。また、シュノーケリング後に海水に濡れたまま帰るのを避けるためにも、着替えの場所を考慮して車で行くことをおすすめします。
▼機材の準備
【必ず必要なもの】
・水着やウェットスーツ
・ライフジャケット
・シュノーケルセット(マスク、シュノーケル、フィン)
・タオル
・ラッシュガード、ラッシュトレンカ
まずは絶対に必要なものである、水着やウェットスーツ、ライフジャケット、マスク、シュノーケル、フィン、タオルなど、シュノーケリングに必要なものをを用意します。海の中では長時間うつ伏せの状態になるため、背中の大きく開いた水着を着用するとひどい日焼けをしてしまいます。日焼けを避けるためにも、上半身はフード付きのラッシュガード、下半身はラッシュトレンカでカバーするなどの対策が必要です。
マスク、シュノーケル、フィンは海の家でもレンタルすることができますが、マスクのサイズが合っていないと、マスクの内側に水が入ってきてしまいシュノーケリングを楽しむことができません。3点セットでもあっても5000円程度で購入できますので、何度も挑戦したいという人は、自分に合ったサイズのものを購入しましょう。
【あった方が良いもの】
・浮き輪
・マスクの曇り止め
・マリンブーツ
・マリングローブ
・日焼け止め
初心者は、必ず浮き輪やライフジャケットなどの浮力になるものを準備してください。シュノーケリング専用のライフジャケットが最もおすすめです。
シュノーケリングマスクは、新品ほど曇りやすいと言われているため、シュノーケリングを存分に楽しむためにマスクの曇り止めも準備することをおすすめします。
マリンブーツやマリングローブも持って行くと良いでしょう。マリンブーツは岩場を歩く時にとても役に立ちます。また海に長く潜っていると、手の皮膚がふやけて柔らかくなるため、岩に手をついただけでも怪我をすることがありますが、マリングローブをつけていればそのようなケガを防ぐことができるのです。
日焼け止めはウォータープルーフのものを選ぶようにし、こまめに塗りなおしましょう。
【2】子供も楽しめるシュノーケリングツアーは?
◇シーフリー
URL : http://okinawa-seafree.com
シーフリーが主催している「ぷかぷかシュノーケリングコース」では、2歳以上の子供がシュノーケリングに挑戦することができます。
またシュノーケリングと合わせて、女の子の憧れであるマーメイドになって泳ぐ「マーメイドスイム体験&青の洞窟シュノーケリング」コースや、子供にしっかりと泳ぎ方を指導してくれる「シュノーケルスクール&青の洞窟シュノーケリング」コースなど、子供達もたくさん楽しめるコースが数多く用意されていますので、ぜひチェックしてみてください。
◇アンダゴ
URL : https://www.andago.jp/
「カヤック&南国ホワイトビーチシュノーケリング」コースは、2歳以上の子供が参加することができます。また1グループにつき1ガイドの貸切制であり、穏やかな浅瀬のビーチで行われるため、小さな子供が複数いる場合でも安心してシュノーケリングを楽しむことができるのです。
また、子供が3歳以上であれば「カヤック&青の洞窟熱帯魚シュノーケルコース」に挑戦することも可能です。貸切ガイドで安心して楽しみたいという人は、アンダゴのツアーをおすすめします。
【3】沖縄本島のおすすめシュノーケリングショップ8選!
◇南部
▼なかゆく(糸満市)
URL : https://nakayukui.jimdo.com
糸満近海には、サンゴが所狭しと生息しているため、なかゆくいの主催するツアーでは糸満の美しいサンゴ礁を満喫することができます。小さな子供や、泳ぎが苦手な人でも安心なビーチエントリーのコースもあります。沖縄本島南部に滞在する場合は、ぜひチェックしてみましょう。
▼宜野湾マリン支援センター(宜野湾市)
URL : https://maririne.jp
宜野湾マリン支援センターは、施設がとても充実しており、シュノーケリングだけでなくさまざまなマリンスポーツを楽しむことができます。また、シュノーケリング体験時間が30分程度と比較的短いため、初めてで不安という人でもお試し感覚で気軽に挑戦することができるのもうれしいポイントです。
▼シーマックスダイビングクラブ沖縄(那覇市)
URL : https://www.seamax.co.jp
このショップでは、沖縄本島からボートで1時間程度の慶良間諸島(けらましょとう)や真栄田岬などさまざまなシュノーケリングスポットからコースを選ぶことができます。朝7時ごろに出発して、午前中と午後に分けて2度のシュノーケリングを楽しむコースが人気を集めているため、1日かけてじっくりシュノーケリングを楽しみたい場合は、ぜひこちらのショップに立ち寄ってみましょう。
◇中部
▼ネイチャーサービスマハエ(恩納村)
URL : https://mahae.jp
沖縄本島中部には、人気のシュノーケリングスポットである青の洞窟を専門としたシュノーケリングショップが数多くあり、こちらのショップも青の洞窟を専門としています。経験豊富なガイドが在籍しており、全コース完全貸切制のため、安心してシュノーケリングを楽しむことができるのもうれしいポイントです。
また、女性ガイド指定のコースもありますので、女性ガイドと回りたいという人は、ぜひこのショップをチェックしてみてくださいね。
▼ブルーオーシャン(恩納村)
URL : http://blue-cave.com/index.html
こちらのショップも青の洞窟のツアーを専門としています。水中カメラの無料レンタルもあるため、スタッフに写真を撮ってもらうだけでなく、自分でも高画質な写真を撮ってみたいという人にもとてもおすすめです。タオルなども無料でレンタルができるため、着替えとビーチサンダルのみで気軽に立ち寄れるというのもうれしいポイントです。
▼株式会社ブルーラグーンオキナワ(うるま市)
URL : http://blo-lagoon.hippy.jp/diving.html
こちらのショップでは、ウェットスーツやシュノーケリングセットはオプションとなっており、レンタルする際には、参加費以外に追加での支払いが必要となります。自分のウェットスーツやシュノーケリングセットを持っているため、ガイドのみをお願いしたいという場合は、こちらのショップがおすすめです。
シュノーケリングの後に楽しめるバーベキューのプランもあるので、友人たちや家族と訪れた際はぜひチェックしてみてください。
▼アイランドブリーズ(名護市)
URL : https://www.ibreeze.info
このショップは、高級リゾートであるブセナテラスの中にあります。高級リゾートの雰囲気を楽しみながらシュノーケリングをしたいという場合は、ぜひアイランドブリーズのツアーを探してみてください。ブセナテラスの桟橋からボートで3分のポイントから海に入ることができるため、船酔いの心配もないのがうれしいですね。
◇北部
▼オクマナビ(国頭村)
URL : http://okuma-navi.net
このショップでは、沖縄本島北部の海を楽しむことができます。ビーチからのエントリーかボートからのエントリーかを選ぶこともできるだけでなく、潮溜まりの浅い場所でのシュノーケリングを楽しむコースもあるため、初心者でも安心して楽しむことが可能です。気軽に体験してみてみたいという方におすすめのシュノーケリングショップです。
【4】沖縄離島のおすすめシュノーケリングショップ6選!
◇西表島
▼スマイルフィッシュ
URL : http://smile-fish.com
こちらのショップでは、半日コースか1日コースかを選択することができます。たっぷりシュノーケリングを楽しみたい人はぜひ1日コースに挑戦してみてください。西表島(いりおもてじま)の周辺に広がるサンゴ礁は抜群に美しいと言われており、沖縄本島周辺とは少し異なるシュノーケリング体験ができるでしょう。
▼レイリーフ
URL : http://www.rayreef.com
シャワーを完備したシュノーケリング専用のボートでシュノーケリングスポットまでのんびりと移動することができます。シュノーケリングスポットである鳩間島(はとまじま)周辺はとても穏やかな海で、子供でも安心して泳ぐことができるため、家族旅行で訪れる際にもおすすめのショップです。
◇石垣島
▼NOBUガイドワークス
URL : https://nobugw.com
こちらのショップには石垣島の秘境を知り尽くしたガイドが在籍しており、石垣島周辺でのシュノーケリングを存分に楽しむことができます。石垣島から車で行くことができる伊良部島の青の洞窟は非常に美しく、感動的な体験ができること間違いなしです。
▼アプネア・アドベンチャー石垣島
URL : http://www.apnea.jp
石垣島の川平湾(かびらわん)でシュノーケリングができるショップです。川平湾は日本百景の一つであり、ミシュランのグリーンガイド3ッ星にも認定されており、絶景を楽しむことができるスポットとして知られています。
川平湾をカヤックで回ったり、絶景の海でシュノーケリングを楽しむなど、最高の思い出作りにぜひ活用してみてください。
▼スローダイブ石垣島
URL : http://slow-dive.net
こちらのショップでは、夜にシュノーケリングを行う「星空ナイトシュノーケル」のツアーがあります。海に浮かんで美しい星空を眺め、水中で輝く夜光虫を楽しむツアーは、一般的なシュノーケルとは一味違う体験となるでしょう。
◇伊計島
▼伊計島総合開発株式会社
URL : http://www.ikei-beach.com/sea/snorkel.html
伊計島(いけいじま)はそれほど混み合わずにシュノーケリングを楽しむことができるスポットです。湾内でのシュノーケリングを楽しむコースと、ガラスボートで魚がたくさんいるポイントへ移動してシュノーケリングを楽しむコースから選ぶことができ、混雑を心配することなくのんびりした雰囲気の中でシュノーケリングに挑戦することができるのが特徴です。
【5】シュノーケリングで感動的な体験を楽しもう
今回は、沖縄での人気アクティビティであるシュノーケリングについてご紹介しました。本島や離島などの地域よって、シュノーケリングで楽しむことができる景色は大きく異なるため、自分が体験したい地域を選んで楽しんでみましょう。
そしてシュノーケリングに挑戦する時は、安全第一で楽しむことを忘れないようにしてくださいね。美しい沖縄の海でのシュノーケリングは、忘れることのできない感動的な体験となるはずです。