暑さが和らぎ始める秋は、屋外でのレジャーにもってこいの季節。快適な気温の中で体を動かし、リフレッシュしてみませんか? そこでおすすめなのが『登山』です。秋の登山は多くの魅力であふれていて、初心者や日帰りで楽しみたい人にもピッタリ。しかし「登山をしてみたいけど、用意するものがわからない」という人も多いのでは? そんなあなたに、ここでは秋の登山の持ち物について紹介していきます。
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[1]秋に行く日帰り登山の持ち物を準備するポイントとは? 基本的な服装もご紹介
◇秋の登山の魅力とは?
秋の登山は多くの魅力であふれています。快適な気温の中で体を動かす爽快感はもちろん、都会の喧騒から離れて気分をリフレッシュすることができます。何より、秋と言えば『紅葉の季節』。登山をしながら色とりどりの紅葉を楽しむことができ、目の保養になること間違いなし。
さらに、秋と言えば『実りの季節』でもあるため、さまざまな植物の実を見つけながら秋の訪れを実感するのも心癒されるポイントの一つです。時には、冬に向けてその実を集めている野生の動物に遭遇することも。『登山』そのものだけではなく、登山と同時に多くの楽しみを味わえるのが秋の登山の魅力です。
◇秋に行く日帰り登山の準備のポイントとは?
登山といえば、しっかりと準備を整えなければならないイメージで「用意するものがたくさんありそう…」と気軽に始められない人もいるかもしれません。しかし、ポイントさえ押さえれば、それほど準備は難しくありません。ここからは、秋に行く日帰り登山の準備のポイントをご紹介します。
▼代用できるものは代用する
登山をするにあたって、必要な物はたくさんあります。しかし、登山の持ち物の中には、家にあるもので代用できるものもあります。なのですぐに全部を揃えなければならないというわけではありません。うまく代用品を活用して、必要な物は徐々に揃えていきましょう。
▼荷物は重くなり過ぎないように
備えあれば憂いなしと言うように、登山の持ち物はついつい多くなりがちですが、準備の際は重くなり過ぎないよう注意しなければなりません。登山の負担にならないよう、登山のアイテムは軽くてコンパクトな物を選ぶのが基本です。
同じアウトドア用品ということで、キャンプアイテムを活用することもできますが、キャンプアイテムはどちらかといえばキャンプ時の快適さを重視して作られている場合が多く、登山用として販売されているアイテムと比べると、かさばったり重かったりする場合が多いです。そのため、選ぶ際にはよく吟味することが大切でしょう。
キャンプアイテムを購入する前に、登山アイテムを多く取り扱っているお店に行き、実際に手に取って重さを比べてみると良いでしょう。
▼秋の登山は気候と天候を意識して
秋は雨が降りやすい季節。それに加え、日中と朝晩の気温差が激しい季節です。登山をする場合は、気候や天候を十分に意識して備える必要があります。また、前日の天候にも気を付けるようにしましょう。
例え当日が快晴であっても、前日まで雨が続いていた場合などは地盤が緩くなっている場合があります。また、足元がぬかるんでいる場合があるため、そういった場合は準備の段階から備え方が変わってきます。登山をする場合は、当日だけでなく、それ以前の天気予報もきちんと確認するようにしましょう。
▼秋の登山は日照時間にも注意
秋になると日照時間が短くなります。予定では明るい時間に下山できるはずだったのに、予定が狂い日が暮れてきてしまうこともしばしば。また、木に囲まれた山の中では、雨や曇りの際は通常より暗く感じます。このような暗い山の中を歩くのは非常に危険なため、暗い山の中を歩くための備えも必ずしておくことが大切です。
▼身につけるものは直接お店で選ぼう
靴やザック、レインウエアなど、登山の際、自身に身につけるものは、インターネットなどで購入するのではなく直接ショップへ行き試着をしてから選ぶことをおすすめします。当日のトラブルを防ぎ、充実した登山をするためにもこのひと手間が大切です。
▼レンタルでもOK
一回きりの登山の場合、登山アイテムを購入するのはもったいないですよね。その場合、レンタルを活用する方法があります。登山に興味はあるけど、続けられるか自信がない人にもおすすめ。ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。その場合も、体に着用するものは、同じ型のものを事前にお店などで試着することをおすすめします。
「やまどうぐレンタル屋」はラインナップも豊富で保証金なし、10,000円以上レンタルで送料無料、天候不良や体調不良でのキャンセルも全額返金など、嬉しいポイントが多いおすすめショップです。
◇秋に行く日帰り登山の基本的な服装とは?
ここからは、秋に行く日帰り登山の服装をご紹介します。
▼ベースレイヤー
ベースレイヤーとは、いわゆるインナーのことです。秋の登山の場合、ベースレイヤーは長袖をおすすめします。ベースレイヤーは、通気性、吸収性、速乾性に優れたものを選ぶようにしましょう。ポリエステル100%のものがおすすめです。
▼ミドルレイヤー
ミドルレイヤーとは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る中間着のこと。フリースのような保温力に優れ、重ね着がしやすいものを選びましょう。
▼アウターレイヤー
アウターレイヤーとは、ミドルレイヤーの上に着る雨や風から守ってくれるジャケットのことです。基本的に登山の際のアウターレイヤーは、防水性に優れたレインウェアを選べば問題ありません。
▼パンツ
基本的に長ズボンがベターです。丈夫で動きやすく、吸水速乾性の高い『登山パンツ』がおすすめです。
▼タイツ
パンツの下にスポーツタイツのようなサポートタイプのタイツを履いていくと、筋肉や関節のサポートの役割をしてくれます。筋力の弱い女性は特におすすめです。
▼靴下
ウールなど、厚手の靴下がおすすめ。靴擦れやケガの防止になります。
▼登山靴
簡単な山歩きなら履き慣れたスニーカーでもOK。急斜面や岩場などが多い登山コースの場合は足に負担がかかりにくい『登山靴』がベターです。
▼帽子
日よけとしてははもちろん、頭の保護にもなります。寒いときには防寒対策としても一役買ってくれます。
▼ザック(リュック)
日帰りの登山であれば、20~30リットルのザックで問題ないでしょう。
▼腕時計
防水機能のあるものを選びましょう。計画通りに登山を楽しむためには必要不可欠です。
[2]秋に行く日帰り登山の基本的な持ち物とは? 雨対策も忘れずに
当日になって「あれを持ってくればよかった!」とならないように、ここからは日帰り登山の基本的な持ち物をご紹介していきます。
◇秋に行く日帰り登山の基本的な持ち物
▼レインウェア
山の天気は変わりやすいため、雨の予報がなくてもこれは必須です。上下セパレートタイプで蒸れにくい素材がベストです。アウターレイヤーとして着ている場合、下半身のレインウェアを忘れないように注意しましょう。
▼ザックカバー
ザックカバーとは、ザックを雨から守るためのカバーのことです。持っていない場合はごみ袋で代用もOK。ゴミ袋の場合、風で飛ばされないよう注意してください。
▼ヘッドランプ
懐中電灯よりも、手がふさがらないヘッドランプがおすすめです。予定より下山が遅れ、辺りが暗くなってしまう場合を想定し必ず用意しておきましょう。
▼水筒
ペットボトルでも可。ケガをした時に洗い流すためにも使えるミネラルウォーターとスポーツドリンクを分けて持っておくとより安心です。飲むための水分は少なくも1リットルは持っておきましょう。
▼コンパス
道に迷った時や、進む道に悩んだ時のために持っておきましょう。おもちゃのコンパスでなければどのような物でもOKです。
▼登山地図
広範囲で細かく書かれているものがおすすめ。
▼予備電池
ヘッドランプの電池がなくなった時のために。
▼山行計画書
山行計画書とは、登山者が遭難や事故などにあってしまった場合、第三者が足取りを追えるようにメンバーやコースを記載した計画書のことです。山行計画書は、登山をするメンバーで共有できるので必ず持っておきましょう。
▼携帯電話
GPSで現在地が特定できる地図アプリを入れておくと安心です。ただし、アプリの使用はバッテリーの消費が激しいので要注意。
▼エマージェンシーシート
保温断熱素材のシートです。薄手で小さく折りたためるのでザックの中でもあまり場所をとりません。遭難時には体に巻き付けて使うことで、体の熱が逃げるのを防ぐことができます。そのほかにも、ケガをしてしまった人や具合が悪くなってしまった人の保護にも役立ちます。
▼筆記用具
登山届を記入する時などに必要です。
▼ライター
100円ライターで良いので、非常用に一つ持っておきましょう。高山では、着火石点火式のライターの方が点火しやすいと言われています。
▼タオル
吸水性に優れていて乾きやすい『速乾タオル』がおすすめです。汗を拭く以外にも、ケガの応急処置としても使えます。
▼ティッシュペーパー
トイレットペーパーの芯を抜き、潰したものをジップロックの中に入れて持っておくと良いでしょう。この方がかさばらず、量も多く持っていくことができます。登山道のトイレには紙がない場合もあるので、そんな時にも役立ちます。
▼薬類
ばんそうこうや消毒液、鎮痛剤など。
▼行動食
登山中のエネルギー補給として、チョコレートやクッキー、ようかんなど。
▼非常食
緊急用にカロリーが高い食べ物を持っていきましょう。カロリーメイトやスニッカーズならかさばらずコンビニでも手に入るためおすすめです。ジップロックなどに入れて持っておきましょう。
▼健康保険証のコピー
万が一病院に行くことになった場合を想定して。
▼ビニール袋
ゴミや汚れた服などを持ち帰る時に役立ちます。
▼カメラ
記録や記念に残す時に使います。
▼日焼け止め
秋といっても紫外線対策は忘れずに。
[3]秋に行く日帰り登山にあると便利な持ち物とは? その理由もご紹介
ここからは、必須ではないけれど持っておくと便利な持ち物をご紹介します。
◇秋に行く日帰り登山にあると便利な持ち物
▼トレッキングポール
トレッキングポールとは、両手に持って歩行のバランスをとる杖のようなもの(一本の場合もあります)。斜面が多い登山コースなどでは特に、足腰への負担を軽減してくれたり転倒防止の役割をしてくれます。コツをつかむまではかえって負担になってしまうこともあるので、練習が必要です。
▼ゲーター
ゲーターとは、足首の周りを小石や雨が入らないようにカバーしてくれる登山アイテムです。地面がぬかるんでいるところでも、ズボンの裾が汚れないようにカバーしてくれます。
▼折り畳み傘
レインウェアを着るほどの雨ではない時に役立ちます。蒸し暑くてレインウェアを脱ぎたい時にもおすすめ。風が強い場所では危険なので使用は控えましょう。
▼ナイフ
ナイフやハサミがついているマルチツール(多機能ナイフ)があると非常時に役立ちます。
▼ウェットティッシュ
汚れや汗を拭きとることができます。
▼モバイル充電器
GPSなどを使っているとバッテリーの消費が早いので、不安な人は持っておくと安心です。
[4]登山の持ち物チェックリストを作って、抜かりない準備をしよう!
登山用の持ち物を実際に用意する場合は、持ち物チェックリストを作って、一つ一つチェックしながら準備すれば忘れ物を防ぐことができます。登山は少なからず危険が伴うもののため抜かりない準備をして、充実した1日を迎えられるようにしましょう。